大道公秀,　博士(医学),

情報通信医学研究所　食品環境領域主任研究員

専門分野

食品衛生学、食環境科学、食品安全システム研究、理化学分析技術、ホルムアルデヒド曝露とそのリスク研究、水環境科学

略歴

1974年生まれ、滋賀県東近江市出身、 1993年滋賀県立彦根東高等学校卒

1997年大阪府立大学農学部農芸化学科卒、

1997年4月財団法人日本冷凍食品検査協会

2001.4-2003.3早稲田大学大学院人間科学研究科生命科学専攻修士課程

2003.4-2008.3千葉大学大学院医学薬学府環境健康科学専攻博士後期課程

2004.4-2008.10社団法人日本食品衛生協会

2008.3博士号（医学）を取得

2008.11サーモフィッシャーサイエンティフィックフードセーフティースペシャリスト

2011.10- 情報通信医学研究所食品環境領域 主任研究員

論文等

学位論文：The exposure to formaldehyde during the gross anatomy laboratory and reduction of formaldehyde using a photocatalytic device
(解剖実習におけるホルムアルデヒド曝露と光触媒を用いたホルムアルデヒドの削減)：2008年（平成20年) 千葉大学大学院医学薬学府　医薬博甲第医351号

学術論文（査読あり）

• 1, 小川宏蔵、大道公秀、山本篤史、湯井敏文、リン酸三ナトリウム溶液中でのカードランの溶存状態 日本食品科学工学誌,　vol 44, pp 376‐379, 1997

• 2, 大道公秀、大道正義、町田和彦、渡良瀬川・利根川・江戸川流域水道水の揮発性有機化合物 日本衛生学雑誌, vol 59, pp 45‐50, 2004

• 3, 大道公秀、宮本廣、大道正義、町田和彦、渡良瀬川・利根川・江戸川流域河川及び水道水の無機元素　BIOMEDICAL RESEARCH ON TRACE ELEMENTS,　vol 15, pp 54‐61, 2004

• 4, 大道公秀、松野義晴、門田朋子、国府田正雄、前川眞見子、外山芳郎、小宮山政敏、戸��恵美子、深田秀樹、立木幸敏、河野俊彦、森 千里、解剖実習によるホルムアルデヒド曝露と自覚症状の変動 日本解剖学雑誌,　vol 79, pp 95‐100, 2004

• 5, 大道公秀、宮本廣、大道正義、町田和彦、イオンクロマトグラフ法による渡良瀬川・利根川・江戸川流域河川及び水道水の水質調査　日本民族衛生学雑誌, vol 71, pp 124-130, 2005

• 6, 大道公秀、松野義晴、小宮山政敏、 深田秀樹、戸��恵美子、太田昌彦、 宮宗秀伸、門田朋子、森 千里、千葉大学における肉眼解剖実習のホルムアルデヒド濃度に関する一考察 臨床環境医学, vol 14, pp 112-118, 2005

• 7, Kimihide Ohmichi, Masatoshi Komiyama, Yoshiharu Matsuno, Yoshimitsu Takanashi, Hiroshi Miyamoto, Tomoko Kadota, Mamiko Maekawa, Yoshiro Toyama, Yukitoshi Tatsugi, Toshihiko Kohno, Masayoshi Ohmichi, Chisato Mori, Formaldehyde exposure in a gross anatomy laboratory - personal exposure level is higher than indoor concentration. 2006, Environmental Science and Pollution Research International, 13, pp 120-124

• 8, Kimihide Ohmichi, Yoshiaki Seno, Atsuko Takahashi, Kohichi Kojima, Hiroshi Miyamoto, Masayoshi Ohmichi, Yasuhiko Matsuki, Kazuhiko Machida, Recent Heavy Metal Concentrations in Watarase Basin around Ashio Mine. 2006, Journal of Health Science, vol 52, pp 465-468

• 9, Kimihide Ohmichi, Masatoshi Komiyama, Yoshiharu Matsuno, Yuji Sawabe, Hidenobu Miyaso, Hideki Fukata, Masayoshi Ohmichi, Tomoko Kadota, Fumio Nomura and Chisato Mori, Relationship between exposure to formaldehyde and immunoglobulin E (IgE) production during the gross anatomy laboratory. 2006, Journal of Health Science, vol 52, pp 642-647

• 10, Kimihide Ohmichi, Yoshiharu Matsuno, Hidenobu Miyaso, Hidekazu Yamamoto, Masaharu Toriuchi, Mitsugu Shimane and Chisato Mori, Pilot study of a dissection table for gross anatomy laboratory equipped with a photocatalytic device that decomposes formaldehyde. 2007, Journal of Occupational Health, vol 49(6), pp 499-503

国際会議 (査読あり)

• 1, Y.Matsuno, K.Ohmichi, M.Koda, R.Anahara, E.Todaka, H.Fukata, M.Kuriyama, T.Kadota,M.Ohmichi, C.Mori, MEASUREMENT OF THE FORMALDEHYDE CONCENTRATION DURING THE PERIOD OF HUMAN DISSECTION COURSE. 41^st Congress of the European Societies of Toxicology EUROTOX 2003, Toxicology Letters, vol. 144, Suppl.1, s163, 2003

• 2, K. Ohmichi, Y. Matsuno, M. Komiyama, Y. Takanashi, H Miyamoto, T. Kadota, M. Koda, E. Todaka, H. Fukata, M. Maekawa, Y. Toyama, Y. Tatsugi, T. Kohno, M. Ohmichi, C. Mori, Personal exposure to formaldehyde during the period of human dissection course. 16^th International Congress of the International Federation of association of Anatomists(IFAA), Anatomial Science International vol. 79, supplement, 312, 2004

• 3, K. Ohmichi, M. Komiyama, Y. Matsuno, Y. Sawabe, H. Miyaso, E. Todaka, H. Fukata, M. Ohmichi, T. Kadota, F. Nomura, C. Mori, Measurement of blood IgE in individuals exposed to formaldehyde. Society of Toxicology 45^th Annual Meeting and ToxExpo, 45^th Annual Meeting and ToxExpo program 189, 2006

• 4, Y. Matsuno, K. Ohmichi, F. Nomura, C. Mori, Relationship between IgE level and exposure to formaldehyde during gross anatomy laboratory course. Experimental Biology 2006 Meeting, Abstract; Supplement 109, 2006

国内研究会（査読あり）

• 1, 大道公秀、大道正義、町田和彦、渡良瀬川・利根川・江戸川流域での河川水および水道水の水質に関する追跡研究（中間報告）、日本学術会議・第6回水資源に関するシンポジウム論文集, pp 744‐749, 2002

国内研究会（査読なし）

• 1 , 大道公秀、町田和彦、河川水と水道水との関係性に関する研究成果、体力・栄養・免疫学雑誌,　ｖol 11, pp A69-A70（第11回体力・栄養・免疫学会抄録）, 2001

• 2, 大道公秀、町田和彦、宮本廣、奥村修平、塚原滋、竹田敏晴、大道正義、渡良瀬川・利根川・江戸川流域での河川水および水道水の水質に関する追跡研究、日本衛生学雑誌, vol 57(1), 240（第72回日本衛生学会総会講演集）, 2002

• 3, 大道公秀、町田和彦、渡良瀬川・江戸川・利根川流域での河川水及び水道水の水質、日本公衆衛生学雑誌, vol 49(10), 941(第67回日本公衆衛生学会総会抄録集), 2002

• 4, 大道公秀、ホルムアルデヒド室内濃度と個人曝露濃度、千葉医学雑誌,　vol 79(6), 261（第1071回千葉医学会例会・第5回環境生命医学研究会抄録）,　2003

• 5, 大道公秀、生殖医学に衛生学は何ができるか？〜水質研究から生命倫理への知の連鎖〜、Bioethics Study Network, vol 3(1), pp 31-32, 2003

• 6, 大道公秀、クロマチン免疫沈降法によるヒストンの修飾と遺伝子に関する解析、千葉医学雑誌,　vol 80(3),136（第1086回千葉医学会例会・第6回環境生命医学研究会抄録）, 2004

• 7, 大道公秀、食の健康危機管理―食品を介したテロリズムに対する健康危機管理、千葉医学雑誌, vol 81(1),34(第1090回千葉医学会例会・第７回環境生命医学研究会抄録), 2004

• 8, 久満美奈子、茶薗英明、留守卓也、大川徹、堀口茂俊、花澤豊行、寺田修久、岡本美孝、森千里、松野義晴、大道公秀、ホルムアルデヒドのヒト鼻粘膜に及ぼす影響についての検討、日本鼻科学会誌,　vol 43(3), 304（第43回日本鼻科学会総会抄録）,2004

• 9, 大道公秀、私の反核・平和運動と生命倫理、Bioethics Study Network, vol 4(1), 15, 2004

• 10, 大道公秀、ホルムアルデヒド室内濃度から個人曝露濃度の推定、千葉医学雑誌, vol 81(3),138 (第1107回千葉医学会例会第８回環境生命医学研究会抄録), 2005

• 11, 松野義晴、小宮山政敏、大道公秀、高梨嘉光、宮本廣、門田朋子、前川眞見子、外山芳郎、立木幸敏、河野俊彦、大道正義、森 千里、肉眼解剖実習中のホルムアルデヒド曝露：個人曝露は室内濃度より高い、日本解剖学雑誌,　vol 80 Supplement, 251(第１１０回日本解剖学会総会講演集), 2005

• 12, 大道公秀、解剖実習環境下におけるホルムアルデヒド曝露による生体への影響〜血液検査IgEの結果から〜、千葉医学雑誌, vol 82(2),122(第1111回千葉医学会例会・第９回環境生命医学研究会抄録), 2006

• 13, 大道公秀、妹尾佳明、高橋淳子、小島幸一、宮本廣、大道正義、松木容彦、町田和彦、足尾銅山跡地近隣河川水並びに土壌中重金属濃度の調査、民族衛生,　vol 71　付録, pp 130-131(第70回日本民族衛生学会総会講演要旨集), 2005

• 14, 大道公秀、解剖実習環境下におけるホルムアルデヒド曝露による鼻粘膜と尿中排泄物質への影響、千葉医学雑誌,　vol 83(1), 30（第1131回千葉医学会例会第11回環境生命医学研究会抄録）, 2007

• 15, 大道公秀、松野義晴、 宮宗秀伸、 小宮山政敏、 鳥打正治、 山本秀一、 島根　貢、 門田朋子、 森　千里、 ホルムアルデヒド分解装置付き解剖実習台の性能検証、日本解剖学雑誌, vol 82 Supplement, 184(第112回総会・全国学術集会抄録号), 2007

• 16, 中川博之、大道公秀、坂本茂、佐合由紀、長嶋等、吉田めぐみ、中島隆、高分解能LC-Orbitrap MSによる新規赤かび毒誘導体の検出、　日本マイコトキシン学会第69回学術講演会要旨集,　2011

学術解説等

1, 東島弘明、大道公秀、中小食品製造業者等に対するHACCPシステムの普及推進―人材育成事業―、食品衛生学雑誌,　ｖol 45(6), pp J286‐287, 2004

2, 東島弘明、大道公秀、食品テロのおそれと食品企業における健康危機管理対策の必要性、食品衛生研究,　vol 55（1），pp 15‐28，2005

3, 大道公秀、欧州における残留農薬規制の状況などを調査、日食協ニュース,No. 407, 2, 2005

4, 大道公秀、食品を利用したテロの可能性は？―欧州における調査実施―、日食協ニュース,No. 410, 3, 2006

5, 大道公秀、私と足尾、人間と環境,　vol 33(2), pp 85-87, 2007

6, 大道公秀、開発途上国の輸出食品に関する行政対応、食品衛生研究,　vol 58(9), pp 43-48, 2008

7, 大道公秀、フードディフェンスの潮流、人間と環境,　vol 34, pp 175-178, 2008

8 , 大道公秀、食品検査と分析機器、バイオインダストリー,　vol 26(9), pp 24-30, 2009

9, 大道公秀、混入した異物特定のための検査方法〜再発防止へ期待高まるFT-IRを用いた異物分析、食品包装,　vol 54(3), pp 22-24, 2010

10, 大道公秀、春井里香、中野辰彦、フーリエ変換赤外分光装置（FT-IR）を用いた飲料中の異物分析、フードケミカル,vol 26(6), pp 62-64, 2010

11, 大道公秀、羽田三奈子、中野辰彦、イオントラップGC-MSを用いた食品中のカビ臭物質の分析、フードケミカル,vol 26(7), pp 106-110, 2010

12, 大道公秀、秋山賢一郎、中野辰彦、同位体比分析による産地・原材料同定へのアプローチ、フードケミカル,vol 26(8), pp 94-97, 2010

13, 大道公秀、高橋隆子、中野辰彦、魚組織に含まれるヒ素の化学形態別分析のためのHPLC-ICP-MSの利用、フードケミカル,vol 26(9), pp 74-78, 2010

14, 大道公秀、山岸陽子、中野辰彦、LC-MS/MSを用いた食品中のメラミン分析、フードケミカル,vol 26(10), pp 89-94, 2010

15, 大道公秀、坂本茂、中野辰彦、電場型フーリエ変換質量分析計を用いた食品分析、フードケミカル,vol 26(11), pp 59-63, 2010

16, 大道公秀、春井里香、中野辰彦、食品中の異物分析同定、フードケミカル,vol 27(6), pp 81-84, 2011

公的資金による研究報告書等

1 , 欧米における食品バイオテロに係る危機管理の実態解明に関する調査研究，平成15年度厚生労働科学研究費補助金（食品安全確保研究事業）｢食品企業における健康危機管理に関する研究｣（主任研究者；玉木武）研究報告書，2004年3月，東京，第8章執筆協力　（研究協力者）

• 2, HACCPと食品のバイオテロ対策に関する意識調査，平成16年度厚生労働科学研究費補助金（食品の安全性高度化推進研究事業）｢食品企業における健康危機管理に関する研究｣（主任研究者；玉木武）研究報告書，2005年3月， 東京，15−32　執筆協力　（研究協力者）

• 3 , 食品安全施策等に関する国際協調のあり方に関する研究，平成17年度厚生労働科学研究補助金（食品の安心・安全確保研究事業）｢食品安全施策等に関する国際協調のあり方に関する研究｣（主任研究者；玉木武）研究報告書，2006年3月，東京，5-10　執筆協力　（研究協力者）

• 4, 食品安全施策等に関する国際協調のあり方に関する研究，平成18年度厚生労働科学研究補助金（食品の安心・安全確保研究事業）｢食品安全施策等に関する国際協調のあり方に関する研究｣（主任研究者；玉木武）研究報告書，2007年3月，東京，5-15　執筆協力　（研究協力者）

受賞

 2006年4月, 第98回コスモス文学賞新人賞随筆部門入選

 2006年6月，日本文学館エッセイ大賞2006年6月度　次点作品（5作品）に選出

著書

 夢〜Dreams come true〜（日本文学館編集部編、日本文学館出版、page 57に分担執筆、2007．6.1発行）